事務所便り
成田山新勝寺の龍神
1、はじめに
2、総門、大師堂、参籠道場、阿弥陀堂
3、仁王門、こわれ不動、燈籠
4、倶利伽羅龍王像、三重塔、鐘楼、一切経堂
5、聖徳太子堂、大本堂、眷属童子
6、釈迦堂
7、聖天堂、出世稲荷
8、額堂、開山堂
9、光明堂
10、清瀧権現堂・妙見宮、醫王殿
11、平和大塔、洗心堂、成田山公園
12、境外
13、おまけ(心霊orパワスポ)
1、はじめに
2020年の3月辺りから県内でもスポーツや観光での移動が制約されてきたため、職員との登山や沢登りを中止にしました。個人的には通っていた水泳施設が中止、サーフィンも湘南での大混雑が放送されて以降世間の目が厳しくなり自粛。唯一、スケボーは可能でしたが、普段誰も来ないドン詰まりとなっている山奥の道路がGPSで見つけたのか人通りが増え落ち着けず。
そこで、近場で何か運動不足解消が出来ないものかと思案し、成田山新勝寺まで散歩をしてみることにしました。成田山新勝寺は混んでいるというイメージが頭の中に強く残っておりまして、よっぽどの理由がない限り近づく事はありませんでしたが、物は試しです。
実際に行ってみると、コロナの関係か人がおらず、大本堂や成田山公園、さらには行列のできる占い師○○さんの店でさえガラ空き状態だったのです。これは凄いものだ!このガラ空き具合は山奥並みに静かで落ち着く!ということで、トレーニングがてら通うようになりました。ザックに20kgのタイヤチェーンを積んで歩いていたため、お賽銭を入れるときに体がブレないよう手を合わせるのに苦戦したりと色々ありましたが、随分と運動不足も解消されました。
お陰様で成田山新勝寺には大変お世話になりましたので、御礼も兼ねて最近では参拝をメインに伺う場合もあります。今までは数年に1回行けばいい方だったのにこの変わり様には自分自身ビックリしておりますが、1年も通っていると色々気になることも出てきました。例えば、仁王池の亀ちゃんは冬いなくなるが、どこへ行ってしまうのか?(関係者に聞き解決済み)など。
成田山新勝寺は言わずと知れた不動明王様が御本尊でらっしゃいますが、その他、四大明王、大日如来、五智如来、聖徳太子、虚空蔵菩薩、釈迦如来、千手観音等四菩薩、愛染明王、薬師如来、弁財天、八大童子、三十六童子、稲荷、龍、獅子、麒麟、鳳凰など多くの神仏や眷属が祀られております。
さて、突然ですが、上記の像や彫刻で数が多いのはどれだと思いますか?
答えは龍。
個体数を数えてみたところ400以上と圧倒的な数を誇っておりますが、三重塔や清瀧権現社殿、倶利伽羅龍王像の前には龍神に関する解説の看板もなく寂しい限り。ちなみに成田山新勝寺のホームページにも龍神に関するコメントはございません。神社仏閣関係に疎いため他所の正確な状況は分からないのですが、数だけ見る限り千葉県は言うに及ばず全国レベルでもトップクラスなのではないでしょうか?余り大きな声では言えませんが、龍神界のディズニーランドと言っても過言ではありません。
どうも脇役感が否めず目立たぬ存在ではありますが、地球(空・地上・地下)のエネルギー調整や神仏霊と人とを繋ぐ重要な役割を担っているとも言われる存在。人知れず人様の背後で立ち回り、居なければ居ないで済むのかもしれませんが、目立たぬ存在の龍神は税理士と結構立ち位置が似ているなあと思いまして、この1年で随分と仲間意識が強くなってしまいました。
節税や税金の還付、コロナ下にあっては無利子融資や給付金・助成金の手助け、さらに税務調査の場面においては、絶対的守護神として納税者を守る。ちょっと格好良く書きすぎたかも知れませんが、目立つ必要はないと思っております。税理士はバックエンドとして存在し、顧問先様が成長発展する事が喜びですから。
その様なわけで、今回は『商売繁昌』『事業繁栄』にも大いに力を発揮してくれる龍神が、成田山新勝寺にどれだけいるのか、ミッキーマウスを探せではありませんが絶滅危惧種の調査並みに徹底的に探してみました。
なお、写真撮影できない場所や撮影が難しい場所は多数あるため、皆様がご存知でアップされていない龍神はいるものと予想されます。見過ごしたもの等も含め、今後も本ページを追加修正していく予定でおりますので、その点ご容赦頂けます様お願い申し上げます。
2、総門、大師堂、参籠道場、阿弥陀堂
左:総門
春らしい青空が広がっております。総門の下から天井を眺めると、梁桁に干支の彫刻(蟇股)があります。
右:蟇股の龍神
中央に立って右側梁の蟇股に龍神がおりました。探すのがちょっと大変かも知れません。
左:大師堂
総門をくぐって直ぐ左側の道を進むと弁財天堂と池があり、その裏手に写真の大師堂があります。正面の戸が開いている時には、欄間にいる龍神を見ることが出来ます。
右:大師堂右角にある半鐘の龍頭
名前通り龍の頭2つになっております。重くて大変そうですが、目立たず地道に素敵な鐘の音を毎日届けてくれます。
左:参籠道場
総門から前進すると階段前の右に手水舎があり、ここを右手へ曲がる道を行くと東門に向かいます。水行場を越えた先に写真の参籠道場があります。
右:参籠道場の飛龍
飛龍とは龍に羽の生えているタイプを指し、この参籠道場や仁王門、大本堂、釈迦堂にもおります。
左:阿弥陀堂
参籠道場の反対側にありますが、ほとんどの方がその存在を知らないのでは?障子がない中央の覗き窓から中を見ることが出来ます。
右:阿弥陀堂の金龍
立派な金龍がおります。
旗竿にいる金龍
常に旗竿が立っているわけではなく、初詣の時期など特別な日に掲げられており、旗竿の立つ場所もイベントにより異なります。
仁王門階段下の手水舎・龍の吐水口
写真は昨年2020年4月のもの。現在は新型コロナウィルス感染防止対策で利用出来ません。
水口のほか、水盤には龍神の彫刻があります。
左:仁王門階段下の四角形燈籠右側
階段の両側にありますが、こちらは手水舎のある右側の燈籠。
右:仁王門階段下の四角形燈籠右側の金龍
階段から撮影したもので左の屋根は手水舎。金龍が火袋の各面に2体ずつの計8体おります。
仁王門階段下の四角形燈籠左側の金龍
アップで撮ると蜘蛛の巣がとても目立ちます。
3、仁王門、こわれ不動、燈籠
仁王門にある大提灯の下を覗くと、迫力ある金色の火炎龍がおります。宝珠も赤金。
気づかずに通り過ぎてしまう人がほとんどですが、これほどパワフルな龍神は珍しいので、是非見て頂きたいです。
スマホで自撮り仕様にしておくと撮影しやすいですが、その日の天候や時間、向きによって金色ではなくシルバーに近い色に映る場合もあるため、お好みの龍神を狙ってみて下さい。なお、人通りの多い場所でもあるので、邪魔にならない様に注意しましょう。
右:右側にある釣燈籠下の龍神
仁王門正面扁額の彫刻・龍神
扁額を見上げると金色の鋭い眼光が目に飛び込んで来ました。距離があり暗くて金網越しのため何なのかサッパリ分かりませんでしたが、気になったため撮影しておきました。パソコンで拡大して確認してみたところ、ご覧の通り龍神でした。この扁額には7体の龍神がおります。
写真ですと2体の龍神がいるのですが、お分り頂けるでしょうか。
こわれ不動
仁王池の橋から見ると正面ではなく左手に小さな階段があり、この階段を上がった先にこわれ不動があります。
成田山新勝寺で、いわゆる御神木といえるクラスの巨木はここ仁王池周辺に生育しており、こわれ不動の上にイチョウ、右手の女坂に成田市指定天然記念物のケヤキがあります。
階段右手の真ん中辺りにある倶利伽羅龍王の石像
写真のように眉毛の太い倶利伽羅龍王像のタイプだと、マツエクつけてパッチリお目々の愛嬌たっぷりな龍王に見えます。
※参考
左:こちらは千葉県旭市の海津見神社(永井の妙見様)にある倶利伽羅龍王の石像。銚子から続く屏風ケ浦の最南端に位置し、とても静かで風光明媚なお勧めポイント。眉毛がとれて後付けしたようですが、まさにマツエクのよう。お目々パッチリの可愛いマツエク龍王。
右:同じく千葉県旭市の仙滝山龍福寺(岩井滝不動尊)にある倶利伽羅龍王の石像。龍福寺はゲンジボタルが生息しているだけあって、あちこちから清水が湧き出しており、滝に打たれる倶利伽羅龍王など3体見ることができます。なぜかここはタイ人に人気らしく、卵パックがそのままお供えしてあります。左の海津見神社から車で10分程。
右:中央の鍵
胴体がツチノコみたいに膨らんでちょっと不気味でもありお茶目な感じ。ただ、なにゆえ棒を咥えさせてシュールな龍神を表現したのか。
※参考
こちらは茨城県日立市の「御岩神社」表参道奥宮にある「かびれ神宮」扉の鍵。裏参道にある「薩都神社」の扉にも同じ龍神の鍵がありました。
中央の四角形燈籠・金龍
階段下にある燈籠と同じタイプで火袋の各面に2体の合計8体の金龍がおります。
左側の六角形燈籠の笠・龍神
笠の先端に龍神がおり、蕨手を咥えた形になっております。
龍神は水や炎を口から吐いたり、剣を呑んだり、棒や蕨手を咥えたり、眷属を乗せたり、さらには重たい釣鐘を支えたりと何でもやります。どんな仕事も断らず、黙々とこなしている姿に感動すら覚えます。
左側基礎格狭間の彫刻・龍神
六角形の燈籠のため、6種類の龍神を見ることが出来ます。
右側の六角形燈籠中台格狭間の彫刻・龍神
左右の六角形燈籠中台格狭間に干支の彫刻があり、右側に龍神がおります。
右側基礎格狭間の彫刻・龍神
こちら右側も六角形の燈籠のため、6種類の龍神を見ることが出来ます。
4、倶利伽羅龍王像、三重塔、鐘楼、一切経堂
倶利伽羅龍王の青銅像
中央階段を上がってすぐ右の道を進むと、三重塔の反対側(右側)に立派な倶利伽羅龍王がおります。参拝者の多くが正面に見える大本堂か三重塔へ向かってしまうため、裏側にある石摺不動尊共々見逃してしまっているのが残念でなりません。
三重塔
三重塔は新勝寺の中で龍神の数が最も多く、南北東西の各面に4体、各角に2体ずつの計24体が各階におりますので、合計72体の大所帯になります。
左:三重塔1階の木鼻・龍神
1階の龍神は、口の中とお腹が橙色で鱗と眼球外側が緑色をしております。
右:三重塔2階と3階の木鼻・龍神
2階と3階の龍神は、口の中とお腹が金色で鱗と眼球外側が黄白色をしております(写真は2階)。ちなみに耳の内側が橙色なのは各階共通。
三重塔1階の彫刻・龍神
様々な動物の彫刻があったため1周して探してみると、案の定、龍神がおりました。
右:鐘楼の梵鐘龍頭
除夜の鐘で鳴らされる梵鐘になります。こちらも頭が2つ。
一切経堂屋根の金龍
屋根の上の孔雀が目立ちますが、よくよく見れば一緒に金龍がおります。屋根の照り返しで後光が差しているようでした。
8つある一切経堂の火頭窓をジックリ何度も観察して、必ずいると信じて探し続けていたら、入口左手の火頭窓に龍神がおりました。
5、聖徳太子堂、大本堂、眷属童子
左:聖徳太子堂
中には入れませんが、階段を上がり正面まで進むと、微かに漂う香りが両親の実家であるおじいちゃん家やおばあちゃん家の匂いのようで、懐かしくなってきます。
右:聖徳太子堂の右側にある半鐘の龍頭
聖徳太子堂の半鐘の龍頭は、開山堂と光明堂の龍頭と同じタイプになります。ちなみに、聖徳太子堂の半鐘が一番凹凸がハッキリしていて新しいように感じます。
大本堂左の御堂
大本堂を参拝してすぐ帰られてしまう人がほとんどで気づいている方が少ないのですが、左側の本堂出入口付近には、不動明王と大黒天の御堂があります。
大本堂裏
大本堂をお参りした後、すぐに階段を降りてしまう方がほとんどですが、大本堂の2階は1周出来まして、裏仏の聖徳太子、大日如来、虚空蔵菩薩の各像や裏山の不動明王、眷属童子の銅像を見ることが出来ますので、是非1周回られることをお勧めいたします。
龍神は左右の燈籠中台格狭間と蕨手におります。
右:左側の燈籠蕨手・龍神
当初、全く気付きませんでした。本当に何もないのかと改めて確認してみたところ、蕨手を彫ったような跡があり、それらが龍神の顔であることが判明しました。龍神は神出鬼没でどこに潜伏しているのか分かりづらいですが、だいぶコツが掴めてきました。
左:右側の燈籠中台格狭間の彫刻・龍神
左右とも燈籠中台格狭間に6体の龍神がおります。
右:右側の燈籠蕨手・龍神
左同様に燈籠蕨手の根元に6体の龍神がおります。
大本堂内は撮影不可のため写真掲載できませんが、龍神は5体確認しております。大本堂は本命中の本命なのですが、堂内は常に暗く電気をつけっ放しにしている機会が滅多にないことと、奥まで観覧できるチャンスも少ないため、結局、一番最後に確認した龍神となってしまいました。
不動明王様の傍に鎮座される1体は大変立派な倶利伽羅龍王なのですが、色が茶色なのです。新勝寺内には様々な色の龍神がおりますが、茶色はここの1体のみ。大本命の龍神が茶色であると知った時、ちょっと衝撃的でした。意味がよく分かりません。
龍神の上に乗る眷属童子の青銅像
太陽光の照り返しと陰、入り組んだ岩や小低木が多くて見づらく、目を皿のようにして隈なく探し続けた結果見つけたのがこの1体。思わずガッツポーズ!
6、釈迦堂
釈迦堂
以前、本堂だった建物で、気迫みなぎる龍神が多い印象です。厄除お祓いの祈祷所ということで、妙に納得しました。
釈迦堂左側矢切
右側同様、三角形の底辺部分に2体の龍神がおります。
釈迦堂天井の絵・雲龍
外側からであれば、撮影可能とのことです。
※参考
茨城県日立市の御岩神社にある「斎神社」の雲龍。こちらも天井にあるため、初めて来た時は気づきませんでした。とても立派な絵で御朱印帳にも載っているとのことで購入しました。事務所に飾っております。
釈迦堂の五百羅漢にいる龍神1
宝珠まで手にし、龍神と仲良さげに見えて微笑ましい。龍神の眼の何と優しく柔らかなことか。500人いるとのことですので、是非探してみて下さい。
釈迦堂の五百羅漢にいる龍神2
こちらは、逃げる龍神の首を捕まえているよう。この面には、壺のような容器に入った龍神や雲間にいる人を乗せた龍神もおります。
釈迦堂の半鐘龍頭
半鐘は右側にあります。以前、名古屋の東山動物園にイケメンのゴリラがいると話題になりましたが、見れば見るほどイケメンに見えてくるから面白いものです。
さて、このイケメンゴリラに釈迦堂半鐘の龍頭がとてもよく似ているのです。見れば見るほどイケメンに見えてくる龍神なので、是非見に来て頂きたいです。
釈迦堂の右側八角形燈籠
八角形の燈籠は香炉の両脇にあります。青銅の燈籠は、これで円筒形、四角形、六角形、八角形と揃いました。
釈迦堂の右側八角形燈籠の笠・龍神
釈迦堂の龍神も笠の先端にある蕨手を咥えております。
聖天堂の白龍
成田山新勝寺の龍神の中で、最もユーモラスな雰囲気を醸し出しております。そして、こちら白龍の最大の特徴は、歯が黒いこと。お歯黒と神仏について調べてみたところ、東京築地にある波除神社にお歯黒の獅子がいるそうで、全国的にも珍しいとのこと。
そうなると、聖天堂にいる白龍は女性的な龍神であり、なおかつお歯黒という全国的にも激レアな白龍神と言えそうです。この様に珍しい白龍がいるにもかかわらず、世間に知られていないのは残念でなりません。
YouTubeで波除神社のお祭りを見ましたが、お歯黒獅子は多くの人から神輿に担がれとても嬉しそうに見えました。聖天堂は境内の外れにあるため参拝者も釈迦堂までで、滅多におりません。ちょっと聖天堂の白龍が可哀想になりました。
鳥居の反対側に手水舎があり、その隣に写真だと見えづらいですが石燈籠があります。
石燈籠の中台に干支の彫刻があり、ヘビと一緒に龍神がおりました。
綺麗なお堂の虹梁に金龍がおりました。まさか、お稲荷様の所にまで出張で来ているとは想定もしていなかったため正直ビックリ。相変わらず仕事を選ばず黙々とこなしてらっしゃいますが、なんだか嬉しそうな感じに見えます。
8、額堂、開山堂
額堂正面左の木鼻・龍神
左眼はありますが、右眼は取れてしまったようです。
額堂正面にある扁額・倶利伽羅龍王
もし、扁額をもらえるとするならば、これが一番欲しいです。無数に空いた虫の穿孔穴、風化した木目の流れと色褪せ具合に倶利伽羅龍王の姿が見事に溶け込んでおり、願いが叶うならテーブルとして活用したい。まず、あの樹種が知りたいですね。
開山堂の右側にある半鐘の龍頭
聖徳太子堂半鐘の解説で記載した通り、こちら開山堂と光明堂の半鐘龍頭が同一のタイプとなっております。他の龍頭と異なる特徴としては、目の上に一本眉毛があり、左側の龍の下顎から牙が2本、その次に上顎から1本の牙が出ているのに対し、右側の龍は下顎の牙1本、次に上顎から1本と交互に牙が出ております。
9、光明堂
光明堂正面にある扁額の彫刻・龍神
額縁の上部中央と右角にあるはずの龍神彫刻が外れております。
光明堂左側にある扁額の彫刻・倶利伽羅龍王
こちらの龍王は新勝寺で唯一の青龍です。
光明堂左側にある扁額・青銅の龍神
かなり立体的な扁額のためか、いたるところに5円玉が結ばれております。
半鐘草の間の龍神
新勝寺の御堂の多くに半鐘又は梵鐘がありますが、光明堂の半鐘にのみ龍神が8体おります。
光明堂半鐘の龍頭
光明堂の半鐘龍頭は、聖徳太子堂と開山堂の龍頭と同じタイプですが、なぜか光明堂の龍頭左側の龍の目に瞳が現れているように見えます。自然に出来たのか、意図的に作られたのかは良く分かりません。
10、清瀧権現堂・妙見宮、醫王殿
清瀧権現堂・妙見宮
いつもガラ空きで参拝者は滅多におりません。清瀧権現は善女龍王であり、妙見様は成田市内に限らず近隣市町村においても多数祀られていることから、来た際には必ず参拝しております。ちなみに、成田山公園から東方面の土地は「妙見」という地名(成田市寺台字妙見)です。
清瀧権現堂・妙見宮の虹梁にいる金龍
龍らしきものが虹梁にいたため写真撮影してみると、それはそれは美しい金龍が写っておりました。正確には、金・緑・青・ピンク・紫・橙・黄白と7色は使っていると思われ、煌びやかな龍神です。
清瀧権現堂・妙見宮の左木鼻の青緑龍
こちらも何となく龍っぽいものがいたため写真撮影してみると、背中は青緑色、お腹は紅白、爪は黄白色、眼が金色と橙色をした七色の龍神がおりました。波模様は清瀧と名の付く社寺に多く見られるとのこと(清瀧権現は海を渡って来た)。
清瀧権現堂・妙見宮の右木鼻の青緑龍
左木鼻があるなら右木鼻もということで撮影してみると、こちらも七色の龍神でした。
醫王殿の半鐘龍頭
こちらも頭2つになります。
11、平和大塔、洗心堂、成田山公園、薬師堂
平和大塔
上空にある積雲が平和大塔に集まってきて、3分程でトップの写真のようになりました。詳細は13、おまけにて。
洗心堂
一斉に伸び始めた萌葱色の新緑と歴史を感じさせる苔むした岩。雄飛の滝から響き渡る轟音と野鳥の囀りが、穏やかな陽気と入り混じり心を和ませてくれます。
成田山公園にある照輪和尚之碑
階段が設けられている立派な碑ですが、木々の中でひっそりと佇んでいるため分かりづらいかもしれません。成田高校付属小学校へ降りる道の反対側にあります。
薬師堂右の六角形石燈籠中台の彫刻・龍神
こちらは中台の反対側にだけ龍神がおり、計2体となります。
薬師堂左の六角形石燈籠中台の彫刻・龍神
反対側はコケで見えづらいです。
※参考
千葉県匝瑳市の龍尾寺にある石燈籠の龍神。
龍尾寺は印旛沼の龍神伝説で引き裂かれてしまった尾の部分が祀られているお寺になります。
石燈籠の龍神も迫力ありますが、手水舎にいる龍神の尾が特徴的ですので、是非匝瑳市へ来られた際は、寄って見て下さい。
湯殿山権現社敷地内(立入禁止)の龍神と龍王
左の小さな社には龍神、右の石碑には倶利伽羅龍王がおりました。
倶利伽羅龍王の石碑
アニメ風の格好良い倶利伽羅龍王。公開されず勿体無いですね。
参道沿いの龍神石像
辰年の守護仏(守本尊)は普賢菩薩だそうです。十二支が2体ずつ参道にはありますので、探してみては如何でしょうか。
大塔大法会(左)、祇園会(右)
お世話になりましたので、提灯を献灯してきました。
祇園会の献灯は告知が何もなかったため気づかずギリギリになって新勝寺に電話をしたのですが、丁度1枠キャンセルがあったところですと言われたので、即申し込みました。
空き枠は元々少ないように感じましたので、偶然にも献灯させて頂くことが出来ましたことに感謝申し上げます。
13、おまけ(心霊orパワスポ)
1ヶ月ほど龍神を探して400以上の龍神の彫刻や像を確認することが出来たのですが、改めて写真を精査してみると(撮影枚数4桁)、「アレっ?何これ?変だな」と感じる不可思議なものが目に付いてきました。
始めは光の加減や気のせいという理由で済ましておりましたが、どうしても気になって放置できない写真が何点かあり、追求したい欲求に駆られて来ました。
写真は釣りの記録撮影を始めて以来40年以上経ちますが、このような現象が発生したことはなかったのです。デジカメでもハードな気象状況で20年以上撮影しましたが、変だと思った写真はありませんでした。
どうしたものかと悩んでいたところ、困ったときには専門家に聞くのが一番ということで、その筋の専門家を探し回り見て頂くことに致しました。鑑定前に、殆どの写真は光の影響によるものでガッカリしますがよろしいですかと念を押されましたが、最終的には全てガッツリ写っている写真でした(^_^;
基本的には撮影者に対するメッセージ性が強いそうなので、それに関して公開する必要性はないのですが、写真そのものにつきましては狙って撮れる写真ではなかったため、おまけコーナーを設けて掲載することに致しました。以下の写真と文章につきましては、「おまけ」と題する通りユルく考えて頂ければと思います。
あくまで「おまけ」でありみんなで楽しむユルい画像ですので、不快と思われる方は読み進めないようご注意願います。娯楽としてユルい話に対応出来る方限定でお願い致します。
以下の写真に関するコメントにつきましては、その筋の専門家(4名)から意見を聞いた上で各自の得意分野を考慮し、撮影時の状況等を踏まえ考察したものとなります。
雄飛の滝 2021年4月15日11時33分
パワースポットとして有名な成田山公園内にある雄飛の滝。一見普通の写真に見えますが、滝上の樹林内と滝下の岩に緑色のゴーストが2つ写っています。Nikonの一眼レフデジタルカメラと広角レンズで撮影しました。この時の雄飛の滝は、右手から光が差し込む状況になるため光の影響を余り受けません。ただ、季節によってはスマホの場合、ゴースト・フレアが起きやすく如何にも有難いような写真は撮れます。一眼レフではそうそう起きませんが、滝口が太陽光に照らされていることから、カメラの機構上ゴーストが発生したとも考えられます。
ただ、このような現象が発生しづらいカメラのため、専門家に聞いてみることにしました。
専門家によると気配(エネルギー)の大小はあれど龍神がいるそうで、2柱いると指摘された方が2名。私には2つのゴースト以外何も見えないのですが、如何でしょうか(^_^;
こちらの龍神は、不動明王様等の神仏と同じ役目があってこの地におられるとのこと。コロナや災害等で荒々しくなっている巷を、同じ役目の方々(神仏、龍神等)とお力や情報を合わせ、善き形になり整っていかれるよう勤められているそうです。有難いことですね。
なお、1名の方から、滝の中に水難の相が付きやすい霊の顔がいっぱい写っているとの指摘を受けました。サーフィンをしているのでちょっと心配(^_^;;
ただし、龍神(水龍)がこの霊達を抑えてくれているそうです。
こちら雄飛の滝では多くの参拝者が写真撮影をされておりますが、龍神が写るか霊が写るか分かりませんので、霊の写真をSNSに拡散したりお持ち帰りなさらぬようご注意ください(^_^;;;
よくよく考えてみると、滝の裏手の大本堂ではお護摩祈祷、釈迦堂では厄除けお祓い、さらに参拝者による煩悩や願い事が毎日持ち込まれております(年間参拝者数1,000万人)。
厄などを取り除いた後の人間はスッキリするかもしれませんが、取り除かれたあらゆる不浄物の行方は説明されておりません。
悪いものは水辺に集まるそうですから、丁度裏手にある雄飛の滝に集結して来るのかも?
抑えてくれている龍神ありがとう。この龍神からのメッセージは最後に掲載しておりますので気になる方はご確認ください。
ちなみに新勝寺のお護摩祈祷・厄除けに霊の定義はなく、あくまで己の煩悩等のお清めや供養等であると関係者から教えて頂きました。この点につきましては立ち話程度で教えて頂いたことですので、詳細は新勝寺に直接お問い合わせ頂けますようお願い申し上げます。
雌滝 2021年4月15日11時04分
雄飛の滝の左側にあり、水が流れ落ちていないため中まで入る事ができます。中に入って後ろを振り向くと不動明王と童子の像が出迎えてくれます。雌滝は地味であるがゆえ、この写真のポジションに入る人が非常に少ないです。毎月参拝しておりますから良く分かるのですが、雄飛の滝に比べ率直に言って不人気です。素通りされる方々を見ていると、勿体無いな〜となぜだか思ってしまう。
この写真は上の30分前に撮影したもので方向的には太陽光に対して90度となりますから、このように大量のゴーストが写る理由が分からなかったことと、あまりに出来過ぎた如何にもな写真でしたので、しばらくは深く追求もせず放置しておりました。
そもそも撮影したCanonのPowerShot G3Xというデジカメは、防塵防滴構造で標高1,000~3,000mの山岳地帯における稜線や谷筋での岩場・樹林帯・渓流域、マイナス20度の雪山、50度の灼熱ビーチなど晴天時に照り返しが強い場所で撮影しても、オーブのような光の影響を受けたものは撮ったことがなかったのです(逆光除く)。
唯一写っちゃったといえば、房総にある真っ暗闇の手掘りトンネル内でフラッシュをたかずに撮影したら、なぜか白光体が写っていたくらいでしょうか(^_^;
そこで今回、気になって二人の専門家に見て頂いたところ、お二方ともこの土地の自然霊(精霊・妖精)で私を歓迎して集まって頂いた写真との回答を頂きました。有り難い限りです(^_^;;
光やレンズ等が原因でないことが分かっただけでもホッとしました。
ただ、一人の方から楽しそうに集まって来た自然霊(精霊・妖精)に誘われ周辺から集まって来た人霊がいるそう。霊も楽しそうだと集まってくるらしく、分かる人には分かるそうですが、2〜3体が写真に浮かんでは消えたりしているとのこと(^_^;;;
※参考
北海道小樽市にある下赤岩山の白龍胎内巡り。
写真の太陽に照らされている岩の裏側突端には、真っ白で可愛げな不動明王様がいらっしゃいます。ここはロッククライミングのゲレンデとして有名ですが、龍神やヘビ、大日如来様等が祀られている洞窟が2つあります。写真はiPhone12miniで撮影しましたが(2021年)、撮影時は背後に太陽があり山の陰になっている順光状態でしたので、光の影響を受けることは考え難いです。
しかし、なぜか写真の右上から虹色に輝くらせん状の発光帯が1本、右下からも淡い虹色の発光帯が1本の合計2本の発光帯が中央に向かって伸びて来ております。
連写ではなくこの画角で2枚撮影しておりますが(4秒差)、もう1枚にもらせん状に見える虹色の発光帯が2本写っております。ただ、微妙に色の配列が異なっておりまして、これも理由が分からず不思議なところ。
荒々しい岩山には似つかわしくない煌びやかな光の帯。光やレンズ、汚れ等では説明できず、再現のしようがないため掲載致しました。
鑑定して頂きましたら光やレンズによるものではなく、まさに龍神とのことで綺麗に写っていると驚かれておりました。ここは白龍胎内巡りと呼ばれるように白龍神社や白龍院というお寺があるなど白龍が祀られているエリアなので、写ってもおかしくないのかもしれません。
ちなみに、写真にある梯子の先は200m程の断崖絶壁で下は海(石狩湾)。岩は硬そうですが、梯子は不安定で見た目以上に垂直壁だったこと、ハーケンやザイルが塩に晒されている場所であることから、撮影時は滑落死しないためにどう進むべきか必死に方法を考えている所でした(^_^;
最終的には進むことを決断し、念のためにと持参していたスリング、カラビナ、ヘルメットのみでハーネスなし(>_<)。カラビナを引っ掛けるだけでボルダリングの要領でトラバースすることにしましたが、仕事が忙しく登山へ行く機会が激減していたためか、剱岳や大キレット、戸隠山の蟻の門渡りより怖いと感じてしまいました。反省(^_^;;
平和大塔
左 2021年4月8日14時58分54秒
右 2021年4月8日14時59分30秒
左 前日に低気圧が通過した影響で朝方は小雨が降っておりましたが、発達した低気圧の影響で北東風が入り徐々に晴れてきて、14時過ぎには春らしい爽やかな青空となりました。
上空の高層域には巻雲(すじ雲)、低層域には積雲が見られ、上空の風は強いようですが境内は無風。積雲のある200〜300mでは流れがあるようで、基本的には北東風により光明堂方面に流されていました。しかし、写真の積雲は南の噴水方面から平和大塔に向かって来ております。
右 さらに南西より接近した積雲が1つ、北東からは小さい積雲2つが大きくなりながら接近して来ました。この時、平和大塔周辺の地上は風が巻いているようには感じられませんでしたが、公園の噴水が東の風に煽られ西に流れている写真もあるので、散発的に巻いていたのかもしれません。当日の午後3時における気象庁の成田のデータを見ると南東の風、風速5.9m/sと意外にありますから、地形や建物、樹木の関係で入り乱れていた可能性はあります。
左 4月8日15時01分40秒
右 4月8日15時02分19秒
左 珍しく噴水が出ていたため撮影しようと階段を降りたところで撮影。梢が邪魔になって分かりづらいかもしれませんが、写真の積雲は平和大塔の上空20〜30m、大塔の高さが58mですから80〜90m辺りを流れながら平和大塔の上空で集結し、雲が大きくなってくる摩訶不思議な状況。
遠くにある積雲は、200〜300m以上の上空を普通に流れていましたから、流石にここへ来て異常事態に気づき、急いで噴水前の絶好の撮影スポットまで急ぎました。
ちなみに、背後にあるすじ状の雲は高さ10km程に発生する巻雲。
右 先程の雲がどんどん結合して大きくなり平和大塔上空に近づきながら顔や尾、足が2本現れ倶利伽羅龍王のような形になって来ました(トップの写真は噴水前の全体像)。
ここまでは3分程の出来事でして、撮影後は北東方面に流れて行き2分程で形が崩れてしまいました。
まさに青空をバックに噴水前の絶好の撮影スポットに皆が集まったところで記念撮影し、撮影が終わったら即解散みたいな感じ。
平和大塔の写真は、iphoneにて撮影しました。
偶然にしては、余りに不可解な点が多過ぎるため専門家に問い合わせたところ、「明らかに龍神で良く撮れていますね」との回答もあれば、「写真には捉えられなかったものの、エネルギーは宿っていて水龍がいたようです」とのコメントも頂きました。
以上見て頂きました龍雲や雄飛の滝に写る龍神ですが、かなり古い年代の大きな龍神だそうで、私とは前世から仏縁があるとのこと。新型コロナウィルスをキッカケに成田山新勝寺へ行くようになってようやく今世にて再開を果たしたそうですが、龍神から前世の少年(僧侶)時代のことを言われても記憶にないものですから申し訳ない限り(^_^;
ひとつ、皆様にも関係するとても気になる龍神からの忠告がありましましたので、締めのコメントとして掲載させて頂きます。
『あまり龍神に興味を持ち過ぎないように』
龍神自らが、龍神に関して興味を持たないようにと言うのはどういうこと?
龍神を大量に掲載したこのHPが、チェックされているのか?
『人はある意味、我らとこの世界を共に作る対等な存在である。
我らに興味を持ったり色・形・大きさ・名称を気にする必要はなく、
自分自身こそ自分の人生を作る神と思って自分の人生を歩むがよい。
自分以外の存在を上に置きすぎないように。
やり過ぎると、この世を去る時後悔することになる。勿体ないぞ』
最後が意味深ですね。後悔って何でしょう。怖いです(^_^;;
冒頭で新勝寺が龍神に関してコメントしていない旨の記載をしましたが、実は深い意味があるのかもしれません。
それでは、皆様、最後までお読み下さり、誠に感謝申し上げます。成田山新勝寺へ参拝されました際には、個人の飲食店も特色がありあますので、是非にもお立ち寄りくださいませ。あまり知られておりませんが、モツ煮がオススメB級グルメです(^_^V
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