事務所便り
ヤマザクラとコブシが満開の宝篋山
3月は所得税消費税の確定申告、卒業入学関係の行事等が重なったこともあり中止の予定でしたが、なんとか月末ギリギリ開催することができました。
一般的には小田城ルートから登りますが、今回は常願寺コースから極楽寺コースという沢筋ルートを選択しました。
久しぶりに植物のおさらいも兼ねながら登山したため、植物の写真を多数アップしております。
トウダイグサ。
茎を折ると白色の液が出てきて、人によってはかぶれたりします。トウダイグサ科は総じて有毒ですので、山菜等の採取時には気をつけましょう。
カントウタンポポ。
まだ、この辺りでは自生しているようですね。セイヨウタンポポに占有されず、在来種が生き続けている姿を見るとホッとします。
タチツボスミレ。
写真中央にいる緑色のバッタはクビキリギリス。
ツクバトリカブトの根生葉。
下にあるニリンソウの葉と似ているため、山菜として採取する際は注意してくださいとよく言われる2種。花芽が付いているか否かを確認するのが一番手っ取り早いですが、ニリンソウは独特の石油臭い味?がありますし、そもそもキンポウゲ科の植物は有毒が多いので山菜としてはお勧め出来ません。
ニリンソウよりも上のタチツボスミレの方が、クセがなく美味しいですよ。
ニリンソウ。
常願寺コースの沢には咲いておらず、極楽寺コースの沢に多数咲いていたのは、不思議ですね。
宝命泉。
岩の下から清水が湧き出しています。宝篋山にはイノシシが相当数生息しているため、余り飲料には適さないと説明しましたが、なかなかのチャレンジャーですね。次回からマグカップ持ってきますよ!
コクラン。
実がおもしろい形で目立っていたため撮ってみました。
フモトスミレ。
自分が記憶しているものよりも花が大きかったです。
ツクバキンモンソウ。
日本海要素のニシキゴロモの変種で、太平洋側に生育するタイプになります。
ヤマザクラ。
どれを写真に納めようか迷う程、あちこちできれいに咲いておりました。
コブシ。
花の数が多く、当たり年でしょうか。ちなみに成田や富里のコブシも今年は大当たりですね。
越冬から目覚めたヒオドシチョウ。
越冬後のタテハチョウ類を見ると、いつもよくがんばるなと思ってしまいます。ヒオドシチョウは茨城県だと普通種のようですが、千葉県だとAランクの絶滅危惧種に分類されています。
ゼンマイ。
フサフサの毛に覆われた茎と鮮やかな緑色をした脳みそのような形の葉が何とも言えません。
クロモジ。
高級爪楊枝の材料として利用されており、前回の高宕山へ行った際には、道の駅ふれあいパーク・きみつにクロモジの楊枝が販売されておりました。
白滝。
流量は少ないですが、滝の脇を歩けるというのがいいですね。
ハート岩。
奥にある大きな岩がハート岩ですが、看板下にもたくさんのハート岩がありました。いくつあるか分かりますか?
慈悲の滝。
登山口近くの標高にもかかわらず、透明度と流れ具合、コケむし感は立派です。
ニホンアカガエルの卵塊。
田んぼ脇にあった止水の用水路にありました。
前回はヤマアカガエルの卵塊でしたが、今回はニホンアカガエルの卵塊になります。
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