事務所便り
アカハライモリ他両生類
今年の山岳地帯は1ヶ月ほど雪解けが早まっていたため、早々にバックカントリースノーボードを終了。運動不足気味であったため、久しぶりに一眼レフカメラを担いでMTBにて田んぼ沿いや林道を走りながら生物調査をすることにしました。
アカハライモリ
昔は事務所周辺にもいたそうですが、それも今は昔。サワガニは生息しているため可能性は捨てきれませんが、絶望的な気はします。
雰囲気のありそうな所を見つけては探るを繰り返していたところ、濁った水中にうっすら4つ足のヒョロ長い物体を発見。ドキドキしながら手で掬ってみたところ、紅色のお腹をしたイモリちゃんでした!
国・統一カテゴリ・・・絶滅危惧Ⅰ類
県・RDBカテゴリ・・・最重要保護生物A
ニホンアカガエルが絶滅の恐れの最も高いカテゴリに分類されているのが意外ではありますが、乾田化による産卵場の減少が主たる原因とのこと。確かに、1月〜3月の田んぼは水源地近くでも水溜まりは少なく干涸びているケースが多いですね。
国・統一カテゴリ・・・絶滅危惧Ⅰ類
県・RDBカテゴリ・・・最重要保護生物A
繁殖期を過ぎていても、フィールドサインを見逃さなければ生息地を確認することは出来ます。サンショウウオの卵嚢は長くて半年近く残っていることもあるため、地味な作業ではありますが、生息の調査だけであれば卵嚢を探した方が早いと言えます。ちなみに、2cm程に育った幼生も何匹か確認することが出来ました。
国・統一カテゴリ・・・絶滅危惧Ⅰ類
県・RDBカテゴリ・・・最重要保護生物A
モリアオガエルと同様、泡状の卵塊の中に卵があり、畦の中や水際、岸辺に産みつけられることが多いのですが、意外と見つかりません。そのため知らない方がほとんどだと思いますが、アマガエルと誤認しているだけで結構身近にいるカエルです。
県・RDBカテゴリ・・・一般保護生物D
カメラを構えながら近づいたため、警戒されてしまいました。その他水鳥ではダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギ、アマサギ、ゴイサギを確認。
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