事務所便り
里山の春の花
ゴールデンウィーク前半の26日、春の陽気に誘われ花の写真を撮りにサイクリングへ。水を張った田んぼではシュレーゲルアオガエルの声が響き渡り、春の訪れを感じさせてくれます。さてさて、今年は何が咲いているやら。
キンラン。開花時期はギンラン含め例年通りといったところでしょうか。
ヒトリシズカ。水が湧き出す谷津田の源頭部に咲いておりました。
ナルコユリ。アマドコロに似ておりますが、両者とも新芽の頃は柔らかくクセがないため、おひたしが一番おいしいです。
山菜やきのこを採取して食べると言うとビックリされるのですが、ツリガネニンジンやヤブカンゾウ、ノビル、ツクシ、クレソン、タチツボスミレ、アケビやサンショの新芽など食べられる植物は成田周辺でも結構あります。
ホウチャクソウ。こちらは毒があるため食べてはいけない植物の一つ。その他、ツクバトリカブトやツタウルシ、タカトウダイなど有毒植物が意外に生育しているので、採取の際は十分に気をつけなければなりません。
フデリンドウ。一輪だけ咲いておりました。千葉県だと春に咲くハルリンドウもそうですが、太陽が差すと花が開き、曇ると閉じてしまいます。
イカリソウ。なかなか見かけなくなりました。奇抜な花の形に目を奪われがちですが、淡紫色の優しく柔らかな色使いに魅力を感じます。
ツクバキンモンソウ。日本海要素のニシキゴロモの変種。筑波山で発見されたことからツクバと名前が付いております。
チゴユリ。写真のタイプは枝が分岐していることからチゴユリの変種エダウチチゴユリとされていた時代がありました。現在では分子系統解析(DNA分析)を反映した分類体系になっていることから、細かく分ける必要はないとのこと。
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