事務所便り
チバニアン・高宕山
今月はチバニアンと高宕山へ行ってきました。
チバニアンはジバニャン、ジロリアンなど語呂の似た名前が多いですが、シンプルで親しみやすい名称でいいですね。
2月は月崎駅からの送迎バスも運行しておらず、寒さで見学者が少ないと予想されたことから、登山前に寄ってみることにしました。
現在は階段の工事が終了しており、一番奥まで登って観察することができます。
チバニアンは写真左下から右へ走っている溝の地層ラインより上になるとのこと。他に見学者がいなかったため、私と職員だけでゆっくりとチバニアンを眺めるなど、登山前に贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
偶然にも群れを発見することができました。ラッキーです。
高宕山一帯はニホンザルの生息地として天然記念物に指定されており、サル自体も房総半島に隔離分布する地域個体群として希少な存在です。まさに千葉県の宝といえますが、アカゲザルとの交雑個体が増加し、在来種の多様性が奪われていることが気がかりですね。
ヤブツバキ
なかなか綺麗に咲いている状態のものがないのですが、この木は写真映えする花が多くありました。
高宕観音手前の階段。
階段だけでなく石像もここの砂岩で作っている関係か、脆くなっていて頭半分がなくちょっと不気味。
北のテラスより天空の岩
写真の天空の岩の下に高宕観音があります。北のテラスと天空の岩は職員には危険なため、一人で登ってきました。
高宕山の山頂手前
ハシゴを登った先に眺望のいい場所がありました。高宕山はルートがほぼフラットでアップダウンが少ないため、初心者にお勧めの山ですね。
手掘りトンネル
何カ所かありました。距離が短いので大したことはありませんが、初めての人は怖いかも。
ヤマアカガエルの卵塊
春近しと言ったところでしょうか。何だかホッとします。タゴガエルの鳴き声も聞こえており、産卵に来ているようでした。
下山後は亀山ダムへ向かい、黒湯の温泉へ。その後は道の駅へ寄ってから、田舎レストランじんべえにて食事。2月なのでガラガラかと思っていましたが、ほぼ予約で満席に近いほど賑わっておりビックリしました。客が多いだけあって、魚が美味しかったです。
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