成田 富里 税理士 『税理士法人 成田綜合事務所』

事務所便り

借地権をテーマに早川教授と

ようやく成田佐原銚子支部の合同チームによる千葉県税理士会シンポジウムの論文(テーマは「税務調査」)が出来上がりホッとしているところですが、これとは別に千葉県チームとして来年新潟県で開催される日税連公開研究討論会用の論文も作成しております。

テーマは常に税理士を悩ませる借地権課税。今回の担当教授は国際民事法を専門とされる東京大学大学院の早川眞一郎教授が引き受けて下さり、既に2回千葉へ来て頂いております。蝶ネクタイがお似合いの素敵な先生でお酒が大好きとのこと。

そのため、2回とも飲み会を開催しているのですが、先生は私の顔を見るとサーフィンの話を振って下さいますので、サーフィンの話ばかりしています。東大の学生さんは、サーフィンを余りしないのでしょうか。

日本の借地

早川教授の推薦本。講義中にIPADで検索してみると、絶版ですが7冊ありました。急いで程度の良さそうなものを探し、即購入。今の時代は神田の古本屋街へ探しに行く必要もなくなり、便利な世の中になりましたね。
瀬川信久教授の「日本の借地」は江戸時代の借地についても書かれており、東京、大阪、札幌の歴史的な流れが分かります。

出版記念・慰労会

月1で税務の勉強会をしているメンバー8名と今年の7月に本を出版しました。
『事例で理解するオーナーと同族会社間の税務』
今回はその慰労も兼ね、税務研究会の出版担当者の方々と成田の参道沿いにある千離宮にて慰労会を開催しました。一般向けではなく税理士向けの専門書であるため大量に売れるわけではありませんが、初版の1万1千部は順調に売れているそうで、さらに1千部を増刷するとのこと。
本の出版までに2年かかるなど大変でしたが、ゲラのやり取りなど論文作成とは異なる部分も多く、貴重な経験をすることができました。
本は三省堂や丸善など専門書のある書店だけでなく、公津の杜のユアエルム内にあるくまざわ書店にも置いてあるそうです。

成田の参道沿い

最近オープンした創作中華のお店、千離宮。写真は前菜ですが、器がガラスで涼しげですね。ほとんどの料理がガラスの器に盛られており、暑い最中であったため、お店の心遣いを感じることができました。

南アルプス・北岳〜間ノ岳 後半

北岳には、「キタダケ」という名を冠する植物が多く生育していることから、今回の登山では、それらを探すことも目的の一つでした。しかし、時間に追われ満足に調査することができなかったため、次回来るときにはじっくり探したいものです。

kosugiran
コスギラン。ランの仲間ではなくシダ植物です。コスギランが草地からニョキッと出ている姿を見かけると、高山帯に来たなと実感します。
山梨県:絶滅危惧Ⅱ類

togakushidenda
シダ植物のトガクシデンダ。キタダケデンダとヒイラギデンダに的を絞り探していたところ、登山道の少し上にある岩の下で見つけました。高山帯に上がってからは雨が降りそうだったため、同行者の方々には先へ行って頂き、肩の小屋まで独り岩の下を丹念に見て回りました。
山梨県:絶滅危惧Ⅱ類

shirobanatakanebiranji
シロバナタカネビランジ。主に北岳の岩礫地に生育しており、淡いピンク色のタカネビランジは八本歯のコル方面に咲いていました。
山梨県:絶滅危惧Ⅰ類

aochasenshida1
シダ植物のアオチャセンシダ。20年程前、シダ植物にハマっていまして、このアオチャセンシダをどうしても見たかったのですが見つからず、ようやく今回確認することができました。この株は3歳児ほどの手のひらサイズと小さかったです。
山梨県:絶滅危惧Ⅰ類

miyamakanitsuri
何、雑草撮っているんですか?と同行の方に質問されましたが、このミヤマカニツリも希少な植物です。仲間のキタダケカニツリを探していたのですが、間ノ岳へ向かうなど時間が取れず、同定できたのはこの株のみ。
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)、山梨県:絶滅危惧I類

sanpukurindou
サンプクリンドウ。北岳、そして間ノ岳の3,000m級を回り、体力的に相当きつい状態でしたが、見つけてしまったので頑張ってザックからカメラを取り出し撮影しました。花は1cm程で高さも10cmに満たないほど小さくとても可愛い花です。
環境省カテゴリ:絶滅危惧IB類(EN)、山梨県:絶滅危惧I類

himeyanagiran
なぜ、高山帯の岩礫地にヤナギランが生育しているのか不思議だったため、記録で撮影しておきました。後で調べたら北岳に固有のヒメヤナギラン(キタダケヤナギラン)とのことです。

kitadaketorikabuto
キタダケトリカブト。余裕で見つかると予想していたにも関わらず、山頂周辺に全く生育していなかったため、花期を逃したのかと思っていましたが、お花畑にたくさん咲いていました。
環境省カテゴリ:絶滅危惧IA類(CR)、山梨県:絶滅危惧I類

kitadakeyomogi
地味ですが、これもキタダケの名が付くキタダケヨモギ。
環境省カテゴリ:絶滅危惧IB類(EN)、山梨県:絶滅危惧I類

南アルプス・北岳〜間ノ岳 前半

北岳は日本で2番目に高い山で3,193m、間ノ岳は日本で3番目に高い山で3,190mあります。
1日目はスタート地点の広河原から宿泊先の肩の小屋まで標高差1,500mの登山。台風10号の影響で南から湿った風が入り、ひたすら蒸し暑く視界もない中を歩き続けたため、かなり体力を消耗しました。
肩の小屋に到着してすぐに雨が降り始め、時折、土砂降り状態にもなりましたが、消灯となる8時頃には晴れ渡り、天の川がきれいに見える満天の星空と下界の夜景を存分に楽しむことが出来ました。

cloud
山小屋は4時起床。外が明るくなってきたところで小屋を出てみると、モコモコの雲海が一面に広がっていました。

goraiko1
東の空が随分と明るくなってきました。いい色に焼けてますね。

goraiko2
標高3,000mから眺めるご来光は最高です。

goraiko-fuji
ご来光と富士山をバックに父の藤井十郎、81歳。この年で北岳〜間ノ岳です。みなさん、負けてはいられませんよ!

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北岳より間ノ岳。これより間ノ岳往復4時間の歩行程となります。空気も薄く、結構辛かったです。

kaikoma
北岳〜間ノ岳稜線より甲斐駒ケ岳。荒々しいですね。

ランドクルーザーフェス

千葉トヨタ自動車70周年記念特別企画として、特別コースによるオフロード同乗体験が出来るとのお誘いを受け、土屋イオン近くにあるアレス成田へ行ってきました。

ランドクルーザー

まずはランドクルーザーを体験。写真のような急傾斜の上り下りだと足下が全く見えず、方向感覚を失ってしまうのですが、さずがランクル。車内モニタに足下の映像がしっかり映っているため、脱輪する心配はありません。

prado

写真のプラドはシーソーのようなものに乗っており、中央近くへ来た所で前方が下がって行きます。この時、スピードが出てしまうと地面に叩き付けられるため、インストラクターの方は、中央付近で即座にバックへギアを入れ、5〜10cm程後退して直ぐにローレンジへ戻して緩やかに下るという神業を見せてくれました。
さすがプロのテクニック。その後は、A-TRACやデフロック、クロールコントロールの各路面状況ごとの使用方法など、オフロード走行時の脱出テクニックを教えてくださり、多いに参考とさせて頂きました。

成田市東商工会・研修会講師

成田市東商工会から依頼がございまして、消費税の研修会講師をしてきました。当初は軽減税率について研修会を実施する予定だったのですが、延期になったこともあり消費税の転化対策と税制改正項目の一つである高額特定資産に絡んだ還付スキームの講義をすることにしました。
以前、建築現場に自動販売機を設置することで、本来、還付が困難なマンション購入に係る消費税を還付させる手法が横行しておりまして、それを防ぐため平成22年4月に消費税改正がなされたのですが、穴だらけであったため本年4月に再度改正がなされました。
普段、納税の話しか聞いたことのない方には、適法な範囲内で実施できる様々な還付スキームがあることにビックリされておりまして、大変興味をもって聞いて下さり、講師の側としては、とてもやりがいのある研修会でした。

tomisawa
研修会の後は、とみさわにて慰労会。ここは確定申告の相談会の際、昼食でも利用させて頂いておりますが、昔なつかしい定食を安く出してくれて結構人気のあるお店です。

歓送迎会

産休に入る職員と新規職員3名の歓送迎会を成田の開運橋近くにあるHANAICHI871にて行いました。

kansougeikai1
生のナスを生ハムで巻いたものが、エグミが効いて美味しかったです。

kansougeikai2
Yさん、子育てが落ち着きましたら、また、よろしくお願い致します。

toyo
税理士会の2次会で利用することのある東洋。昭和チックで落ち着きます。職員からのリクエストで行ってきました。写真はマスターお得意のレインボー。比重の関係で同じ層にするのは、相当難しいとのこと。きれいですね。

論文作成銚子合宿&サーフィン

本年は成田支部・佐原支部・銚子支部が千葉県税理士会シンポジウムの論文作成担当となっておりまして、今回はメンバー全員が銚子商工会館へ集まり二日間の合宿を行いました。
せっかくの銚子宿泊ということで会合前にちょっとだけサーフィン。朝方は低気圧の接近により飯岡はサイズが上がっておりましたが、オフショアのためか人が多く断念。仕方なく人の少なそうな茨城の波崎へ行くもショルダーが張らずジャンク気味でサーファーゼロ。急いで銚子に戻り、風をかわせるポイントをいくつか巡ってみたところ、がけ下が良さげでした。

屏風ヶ浦
2時間程経って晴れてきたため、最近購入した防水カメラでの撮影にチャレンジ。まずはインサイドにて1枚。

屏風ヶ浦
屏風ヶ浦の断崖絶壁は日本離れした迫力あるロケーション。晴れた日は最高ですね!

屏風ヶ浦
サーフィンをやらない人はプカプカ浮いているサーファーを見て、暇そうだなと思うかも知れませんが、写真のような景色を堪能していたりします(笑)。

屏風ヶ浦
しかし、撮影に夢中になっていたら、セットの波に背後から飲み込まれました(涙)。

トウキョウサンショウウオ飼育日記2

幼生が水面へ浮上して呼吸する仕草が増えてきました。動きはドジョウの腸呼吸のような感じ。いよいよ水中から上陸し肺呼吸へ変態する日が近づいてきたようです。日を追うごとに愛着が湧いてきて可愛くて仕方ないのですが、第一弾として100匹放流することにしました。
放流にあたって注意すべきは、病原菌等を伝播させないこと。小学生でも出来る安価で安全な飼育方法としては、ろ過装置やエアレーション等の器具を使用せず毎日水道水による水換えをすることです。両生類は塩素に強いため、手足が出始める前まではペットボトルに汲み置きした水道水を使用していましたが、その後はジャブジャブ水道水を直に水槽へ入れていました。実際、何ら問題はなく、死ぬこともありません。特に注意すべきは外部から病原菌が入る可能性のあるエサのイトミミズですが、これも水道水による塩素消毒を毎日徹底し、洗浄した後与えていました。
おかげさまで皆、スクスクと元気に育ち予想を遥かに超えた生存率で、共食いもなく均等な大きさに成長しております。

トウキョウサンショウウオ
放流前のもの。5月18日撮影。両足ともしっかり生えてきています。

個室作成
200匹近く生存しているため、共食いを避けるため500mlペットボトルに入れ独身寮を作ってみました。

独身寮
ペットボトルの個室マンションで独身ライフを満喫しています。ちなみに個室にすると成長スピードが早まります。エサを存分に食べられるからでしょうか。また、一度仲間に手足や尾を噛みちぎられた個体は、仲間に食べられないよう食欲が旺盛で常にお腹がパンパンに張っていました。

タワマン
500mlもあっという間に成長して手狭となったため、急遽ファミリータイプを作成。2リットルペットボトルでタワマンといったところでしょうか。

トウキョウサンショウウオ
横から。まだ体高もある幼生。徐々にスリム化していきます。

ぷか〜
プカ〜と浮かぶサンショウウオ。飛んでいるモモンガやムササビのようで可愛いですね。放流するのが辛いです。

上陸
ここへ来て積極的に上陸する個体が増えてきたため、衣装用プラケースを斜めに置いて飼育しております。

週末には、第2段として70匹ほど放流する予定。放流に関しては、卵嚢の採取地から300m程度に留めております。地域個体群として同一の遺伝子を有しているエリア内放流であれば問題ありありませんが、正確に遺伝子を把握しておりませんので、遺伝的系統をかく乱しないためにも、あまり遠くへ放流しないようにしました。

自己株式取得に係る法人住民税均等割の改正点

事業承継対策として創業者から自己株式を取得する方法がありますが、3月以降に決算を迎える自己株式保有会社などは、均等割の税率適用区分の基準が改正されたことに伴い、法人住民税均等割が増額されるケースが考えられます。
例えば成田市に設立届けを出している従業者数10人の会社の資本金が1,400万円であったとすると、法人住民税均等割は18万円となります。この会社が自己株式を取得したことにより資本金等が600万円に減少したとすると、改正前は7万円に下がりましたが今回の改正により18万円に再度増額されることとなりました。
また、無償増資や無償減資を実施しても資本金等の額に変動はないため従来は均等割額も変動しませんでしたが、これも改正により増減する可能性が出てきたため注意が必要です。