2017年03月1日
久しぶりに大学の少林寺拳法部の同期と東京で会ってきました。
私が所属していた当時は昭和の厳しい体育会体質がしっかり残っておりまして、伝統という名の意味不明なことをよくやらされていました。学生の乗りとはいえ、あれは一体何なのでしょうかね(笑)。
合宿最終日に行われる乱捕りでは、誰かしら骨折か流血、脳しんとうなどで救急車に運ばれるのも恒例でして、私も鼻や足を折っています。
また、一気一気といって酒を飲ませる音頭が流行ったのもこの頃。1年生が酔いつぶれるのは毎度の光景でして、救急車に運ばれる者もよくおり病院では看護師さんに呆れられていました。今から考えるととんでもない時代でしたね。
そんな時代に生活を共にしてきた同期のうち数名が、偶然にも転勤等で東京に住んでいたため集合することとなったわけですが、現在の少林寺拳法部の状況を聞くと、1年生から4年生まで合計して5名しか部員がいないとのこと。30年前は50名前後いましたから、10分の1に減ってしまったことになります。
中学時代には、ブルースリーやジャッキーチェン、リーリンチェンなどのカンフー映画、高校時代には北斗の拳が流行るなど格闘技全盛期だったのも少林寺拳法が当時流行った理由といえます。今はカンフー映画もなく、格闘技というとゲームくらいでしょうか。部員も少なくなるわけですね。
つづく
2017年02月13日
以前、南アルプスの北岳登山で紹介したアオチャセンシダが、なんと自宅の庭で見つかりました。アオチャセンシダは主に森林限界を超えた高山帯に生育するシダ植物のため、千葉県での自生は確認されておりません。
標高2,000m〜3,000mの環境とは似つかわしくない千葉県の気候、特に夏場は猛暑で高山帯の植物が生育できることが奇跡としか思えませんが、実際に生育しているため推測してみることにしました。
まず、発見場所の庭ですが、夏場の暑さを防ぐ狙いから通販で購入したスナゴケを敷いていたのですが、そのうち自然とゼニゴケやイヌシダ、イノモトソウ、カニクサなどコケ・シダ植物が増えてきました。つまりシダ植物が生育しやすい環境は整っていたようです。また、発見場所の近くには新しいブロック塀があるため(これにより半日陰)、雨水で石灰分が溶け出しアオチャセンシダの好む石灰岩地に近い状況になっていたのかもしれません。
ちなみに購入したスナゴケの産地は購入先HPによると秋田県南部と岩手県北部。栽培場所は里山で標高は低いものの豪雪地や寒冷地で、佐渡島でもアオチャセンシダが生育していることから、栽培場所周辺にもアオチャセンシダが生育している可能性があります。
今のところ、自宅庭へやってきたルートとして、スナゴケシート説と登山靴付着説の2つを考えております。
前葉体から胞子体の成熟個体まで成長するのに5年はかかるとのことですが、写真のように成熟個体のため5年近く経っていると思われます。スナゴケシートに紛れていたとすると、購入したのは平成26年の夏なので、すでに前葉体ではなく受精後の若い胞子体くらいには生育していた可能性があります。
その他、千葉県の温暖さで3年ほどで一気に胞子体まで成長したという仮説が成り立つとするなら、私の登山靴に付着した胞子が偶然庭のスナゴケに移動し、生育したとも考えられます。しかし、この登山靴付着説はちょっと厳しい仮説ですね。
葉裏にはソーラスがあり、晩秋か初冬に胞子がまかれた可能性があります。この胞子が前葉体となり胞子体まで生育してくれれば完全自然繁殖達成です。もし数年後に発生してきたらご報告させて頂きます。
2017年02月2日
本件は、養子縁組が相続税の節税のためになされたものであり、縁組みをする意思を欠くものであるとして相続人間で争われた事案(最判平29.1.31)。
原審の東京高裁は、被相続人と孫との間の養子縁組が、専ら相続税の節税のためにされたものであるとして、民法802条1号にいう「当事者間に縁組をする意思がないとき」に当たると判断していました。
これに対し最高裁は、相続税の節税の動機と縁組をする意思とは、併存し得るものであるとし、専ら相続税の節税のために養子縁組をする場合であっても、直ちに養子縁組について民法802条1号にいう「当事者間に縁組みをする意思がないとき」に当たらないとして原判決を破棄しました。
これにより節税目的として養子縁組をしていた場合であっても縁組が無効とされることはなく、よって、従来通り相続税法上の適用はあるわけですが、そもそも今回の裁判は国との租税訴訟ではなく相続人間のトラブルに起因するものであります。
相続税の節税対策も重要ではありますが、養子縁組に関しましては、相続人間で遺留分など遺産分割上の問題の発生、養親養子間での不仲、養子の非行、娘婿が養子に入るも離婚するなど、トラブルは意外とございます。
養子の節税メリットとしては、被相続人に実子がいる場合に法定相続人が一人増えるため(実子がいない場合は二人)、基礎控除額が一人当たり600万円増え、保険金や退職金からもそれぞれ500万円控除できますが、孫養子が財産を取得した場合、相続税額の2割が加算されてしまうなど、トラブルを考えると金額的に余りメリットがない場合もございますので、縁組に関しましては慎重に対応して頂くことをお勧め致します。
2017年01月23日
償却資産申告書の期限が1/31と迫ってきましたが、中小企業等経営強化法による認定計画書の作成により固定資産税が3年間半分に軽減されることをご存知でしょうか。
認定計画に基づき取得した一定の機械装置が対象となりますが、弊社、税理士法人成田綜合事務所も経営革新等支援機関として、経営力向上計画に係る認定申請書を作成し固定資産税の軽減に係る経済産業局の認定を受けております。
なお、最長、取得等をしてから2ヶ月以内に申請すれば適用(認定)されますが、12月31日までに認定を受ける必要があるなど制限がございますのでご注意ください。
2017年01月19日
一宮町の海岸でサーフィンをする予定でしたが、どこも荒れておりクローズ状態だったため、御宿へ移動。昼過ぎには上がりみんなと昼食をとっているときに、サンドラ下へ行ってみようという話になりました。
以前アップした銚子の屏風ヶ浦と同様、崖の景色が素晴らしいため、防水カメラを持参して海へ入ることにしました。
若干、波質が落ちていた関係もあり、誰もおらず貸切状態。アラメやカジメの森を抜けてからパドリングのスタート。
海から眺めるサーファー目線の景色は、このような感じになります。2ラウンド目できつかったのですが、入ってよかったです。
正面の建物が立ち並ぶ場所は御宿。波は頭サイズといい感じでしたが、なかなか割れず苦戦。
結局、日が暮れるまでサーフィンをしていました。
2016年12月28日
今年の忘年会は、成田駅近くにある千離宮にて行いました。
創作中華ということもあり、一般的な中華料理屋にはないメニューが揃っております。
税理士法人成田綜合事務所もあっという間に設立10周年を迎え、税理士・職員あわせ13名まで増えました。
いつしか飲み会も女子会化してきて、最近の飲み会はタジタジの状態ですが、みんなの嬉しそうな顔を見ると、それもいいのかなと感じるこの頃です。
2016年12月11日
平成29年度税制改正大綱が12月8日に公表されました。
今回は注目すべき大きな税制改正は見当たらず、物足りない印象を受けました。以下、個人的に気になった改正を抜粋させていただきます。
共通 災害関連税制、異動等届出書の省略
個人所得課税 配偶者控除・配偶者特別控除の見直し、積立NISAの創設
法人課税 所得拡大促進税制の見直し(所得税含む)
資産課税 国外財産に係る相続税及び贈与税の見直し、高層建築物に係る固定資産税・都市計画税・不動産取得税の見直し、取引相場のない株式の評価・広大地評価の見直し
消費課税 ビールの定義見直しと酒税率の段階的引き下げ、清酒と果実酒の酒税率一本化
国際課税 外国子会社合算税制等の総合的見直し
納税環境整備 国税犯則調査手続について電磁的記録に係る証拠収集手続の見直し
2016年11月26日
11月18日に第12回千葉県税理士会シンポジウムが開催されました。
前半は来年、新潟県のトキメッセで発表予定の「借地権」をテーマとした論文発表が行われ、後半は成田・佐原・銚子支部合同チームによる「税務調査」をテーマとした論文発表が行われました。両方とも私は研究員として論文を書いていたため、今年は本当に大変でした。また、本の出版もありましたので、昨年から3本の執筆に追われ、ゴールデンウィークやお盆、年末年始はのんびりできない状況でしたが、1本に絞られたので少しはゆとりが持てそうです。
第12回千葉県税理士会シンポジウム論文
2016年11月14日
翌日の石垣島では離島めぐりの予定でしたが、海が荒れて中止となったことから、石垣島で野鳥等のフィールドガイドをされているSeaBeansさんにお願いし、野鳥探索をすることにしました。
ガイドは車での移動が中心で、乗ったまま生物を観察できるため楽チンです。ほとんどサファリパークと変わりなく、こちらは教えて頂いた場所にカメラを向けて写真を撮るだけですので、雨が降っていても問題ありません。
正直、このようなガイド手法があるとはビックリで、なおかつ、的確に当日の気象状況と経験からポイントを選んで案内してくださり、数多くの希少生物を見せて頂きました。
生き物が好きな人には、オススメです!
カンムリワシ
石垣島のユルキャラはカンムリワシで、名前はパイーグル。石垣空港にもいます。カンムリワシは石垣島を代表する生物でして、天然記念物に指定されており絶滅危惧IA類。ランクとしては、野生絶滅のトキの次に絶滅危険度が高い種でヤンバルクイナと同等クラスになります。
この日は、5羽も確認でき、間近で見ることも出来ました。警戒すると写真のように頭の後頭部の羽が立ち上がり冠のように見えるため、カンムリワシと言うそうです。
オニアジサシ
凄く珍しい鳥だそう。九十九里にはコアジサシがいますが、これより遥かに大きくユリカモメほど。前にいるオニアジサシのくちばしはオレンジですが、後ろは赤。前が子供で後ろが親とのことです。
ムラサキサギ
珍しい色をしたサギですね。八重山諸島に分布するそうで本州ではみられません。私が特に注目したのは、ムラサキサギがくわえているトカゲ。名前はキシノウエトカゲといって、天然記念物に指定されている希少種で絶滅危惧Ⅱ類。
まさか、このような場面で発見できるとは思ってもいませんでしたので感激しました。
ズグロミゾゴイ
土砂降りの雨が降った後だったためか、ミミズや昆虫が地中から出てきて野鳥も活発に採餌行動に出てきたようです。絶滅危惧Ⅱ類。
2本足で歩きながらエサを探しているところを、草陰に隠れて見つからないように撮影。ほぼパパラッチのような行動ですが、結構楽しくてはまってしまいます。
リュウキュウアオバズク
日中あまりに楽しかったため、ナイトツアーにも参加してしまいました(笑)。結局、朝8時から夜10時までみっちり。日中だけで50種以上の野鳥を観察しまして、夜はヤエヤマオオコウモリやヤシガニなど夜行性の生物を観察することができました。
マダラサソリ
まさか、日本にサソリが生息しているとは知りませんでした。体長は数センチほど。子供の頃に見たテレビの影響でコブラも殺してしまうイメージを持っていましたが、マダラサソリに関しては、ミツバチ程度の毒だそうです。
参考
バードウォッチング
seabeansさん11月2日昼ツアーのブログ
昼に観察出来た野鳥
オニアジサシ(珍)、オオハシシギ(珍)、サルハマシギ(珍)、コアオアシシギ、アオアシシギ、アカアシシギ、キアシシギ、セイタカシギ、タカブシギ、ムナグロ、トウネン、ミユビシギ、ハマシギ、チュウシャクシギ、オオバン、カイツブリ、チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、アマサギ、クロサギ、ムラサキサギ、ズグロミゾゴイ
ヤエヤマシロガシラ、カラムクドリ、ホシムクドリ(珍)、イシガキヒヨドリ、イソヒヨドリ、インドハッカ
ホオジロハクセキレイ、ツメナガセキレイ、キセキレイ、エゾビタキ、ムネアカタヒバリ、リュウキュウツバメ、リュウキュウメジロ、コウライキジ
シロハラクイナ
カンムリワシ、カタグロトビ(珍)、ハイタカ、ハヤブサ、ミサゴ、チョウゲンボウ
ナイトツアー
seabeansさん11月2日夜ツアーのブログ
夜に観察出来た生物
ヤエヤマオオコウモリ
リュウキュウコノハズク、リュウキュウアオバズク、オオクイナ、ホシゴイ、リュウキュウキジバト
ヒメアマガエル、ヤエヤマハラブチガエル、オオハナサキガエル、アイフィンガーガエル、ヤエヤマアオガエル(卵塊)
サキシマノボリトカゲ、オガサワラヤモリ
ヤシガニ、ヤエヤマヤマガニ、モクズガニ、オカヤドカリ、オカタニシ
マダラサソリ、アオスジコシブトハナバチ、オキナワナナフシ、マダラコオロギ
オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、イシガケチョウ
2016年11月12日
本年の論文は沖縄と九州が担当しておりまして、初めて沖縄が会場となりました。以下が論文テーマとなります。
九州北部会「税理士が行う租税教育等の意義と課題」
南九州会「中小企業を巡る税制上の諸問題‐区分、法人成り、役員給与‐」
沖縄会「地方創生における税理士の果たす役割」
全国から税理士が集まるため、収容できるホテルがなく別所でモニターにて視聴するなど主催者側は大変だったようです。お疲れ様でした。
石垣島にて
到着した日は行く場所を決めてなかったため、観光客がいそうにない島の北東部へレンタカーで向かっていると、サビチ鍾乳洞という看板を発見。職業柄、個人経営の方は応援したいので入ってみることに。写真は池とコウモリのいるエリア。いい雰囲気ですね。サビチ鍾乳洞の売りは洞窟の先に海があること。人が少なくゆっくり鑑賞出来るこういう穴場スポットは、個人的に大好きです。
地図上に放牧地があったため入ってみると、写真の絶景が眼前に広がっていました。ビーチには誰一人いません。これですよこれ!探していた離島の絶景は。
最終的に石垣島観光地NO.1と言われる川平湾へは行かず、この景色をのんびり眺めることにしました。
さらにビーチを北上していくと、2~300m先に黒い大型生物の群れを発見。海岸沿いの岩に隠れながら近寄って行くと、今晩食べる予定の石垣牛さん達の群れではありませんか(子牛も多数)。
放牧されているのか放置されているのか分かりませんが、柵も何もなく本州ではありえない飼育状況。当然、人も犬もいません。しかし、このように自由に海岸へ行って塩分等ミネラルを補給したり牧草を食べたり、マイペースで過ごせることが、石垣牛を美味しくさせている理由なのかもしれませんね。
サキシマハブに注意しながら牧草地を巡回していると、南国系のチョウが見つかりました。名前はアオタテハモドキ。メタリックブルーが美しいですね。
問題画像。
モザイクにせざるを得ない生物を発見してしまいました。写真は放牧地の牛糞の上に発生していたキノコなのですが、未だかつて見たことのないタイプであったことから気になって撮影したもの。
帰宅後、数種の図鑑で調べたものの見つからず(載せられないのか?)、ネットで検索してみたところ、幻覚作用を起こすマジックマッシュルームであることが判明。まさか、石垣島に生えているとは・・・